赤城山の四季

百名山 赤城山登山ガイド


2013.07.01(月)


都心から気軽に目指せる日本百名山

首都圏から100キロちょっと。赤城山はただいま、気軽に目指せる日本百名山として人気急上昇中!
マイカーなら県道4号線で山頂エリアまで一直線、駐車場も広々充実。公共交通機関なら前橋駅からの直通バスで。
実は、赤城山と呼ばれる峰があるのではなく、標高1,828mの主峰・黒檜山と、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山などからなる山々の総称で、それぞれの山に個性的な魅力がある。


主峰「黒檜山」は中級山ガールも大満足!!の本格登山

いわゆる山ガールによる赤城山主峰の黒檜山登山もちろん登山は本格派。大沼からスタートして主峰・黒檜山の山頂を目指すルートは、絶景めざして岩場の続く450mを一気に登るハードなコース。ここを登り切れば一人前!? 富士山や日本アルプスを目指す人のショートトレーニングにも最適だ。都心からくらべるとマイナス10度、真夏でもひんやりと涼しい1,800mの亜高山帯で思う存分、登山を満喫。
いきなり百名山で”登山デビュー”にも。登山道は分かりやすく、初心者でも迷うルートではない。マイペースで休憩を取りながら、無理なく山頂を目指そう。


ファミリーにもおススメの好ルート、秘境探検ルート、自然観察ルートも

個性豊かな各峰には、バラエティ豊かなルートが盛りだくさん。亜高山帯特有の白樺の林や、高山植物にクジャクチョウやヒメギフチョウ(関東一円では赤城山にのみ生息)が羽を休める貴重な自然が楽しめる。なだらかな斜面の豊かな自然をファミリーで楽しんだり、山麓から豪快な不動大滝を目指したり・・・さまざまな山の魅力を実感できる。
登山の起点になる中央部のカルデラは標高1300m~1400mの高原エリア。大沼・小沼に、「小尾瀬」とも呼ばれる湿原の覚満淵が。街の猛暑を忘れて、涼風の中でキャンプやハイキングのほか、ボート、水遊びなど水のレジャーもにぎわう。


女性の願いを叶える湖畔の赤城神社

赤城神社大沼の東岸に、黒檜山登山口と駒ケ岳登山口の中間地点にある赤城神社は、「赤城姫」が祀られている。赤城の神様にお願いした女性の願い事は必ず叶えられ、この神様にお願いすると美人の娘が授かると伝わる。バレンタインに前後して「赤城の中心で愛を叫ぶ(赤チュー)」も行われる女性のパワースポット。
登山を終えたら、無事のご報告をかねてぜひ願掛けを。
>赤城姫の伝説~大沼と小鳥ヶ島~


赤城山登山ルートガイド

登山サムネイル黒檜山・駒ケ岳、荒山・鍋割山などに至る代表的なルートのほかにも、赤城山でしか出会えない自然の神秘を目指すルートまで、各峰&裾野の魅力満載の19ルートを紹介。ツツジの名所や紅葉の名所など季節ごとの楽しみ方も。
>赤城山登山ルートガイド


※熊にはご注意を

赤城山にも全山にわたり、ツキノワグマが生息している。遭遇の件数は多くはないが、冬眠明けの春と、冬眠に備える晩秋には活発に行動するので、特に注意が必要だ。熊は人間の接近を知れば無理に近づいてくることはない。複数人で登って話し声をあげたり、鈴やラジオなどを携行してほしい。


アクセス

東京駅~高崎駅~前橋駅→赤城山ビジターセンター行き直行急行バス
浅草駅~赤城駅~中央前橋駅→赤城山ビジターセンター行き直行急行バス

マイカーは、赤城インター、伊勢崎インターから、県道4号線または、細く険しいが見晴らしのよい16号線で山頂エリアへ。登山口へのアクセスが抜群の駐車場が各所に充実。
詳しくはアクセス案内のページへ

荒山、鍋割山は、箕輪バス停、マイカーなら姫百合駐車場。
駒ケ岳へは、新坂平(白樺牧場)のバス停と駐車場。
黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、覚満淵周辺の山頂エリアへは、大沼や覚満淵周辺のバス停・駐車場を。


基本の旅程

■一泊なら
せっかくの赤城山、1つのピークをピストンするだけではもったいない。山頂エリアの旅館や赤城温泉郷、キャンプ場などに宿泊。2ルート、3ルートと山を欲張ってもいいし、もう1日は湖畔や湿原を巡りながらのんびりリラックスしても、赤城山を満喫できる。

■首都圏から前橋経由の日帰りなら

公共交通機関で日帰りでは、前橋→山頂エリアから登山→富士見温泉→前橋 が自然な旅程。
山は早めのスタートに越したことは無いが、ショートルートであれば昼までの登山開始で日帰りが可能なのが赤城山。
行きのバスは、前橋発7:32、8:45(直通)、9:45(直通6月のみ)、10:35までが午前中に山頂エリアに到着できる。
11:40発の直通バスでは、ビジターセンター着が12:38となる。

帰りの最終は、ビジターセンター発17:20、富士見温泉着18:05。
ここまでくれば富士見温泉から前橋駅までは夜までバスが出ているので安心して立ち寄りできる。
普通電車なら富士見温泉20:00発、新幹線なら20:35発の最終便まで、東京に帰り着く旅程を組める。
人数がいれば前橋駅周辺のレンタカーも使い勝手がいい。

バスでの富士見温泉への立ち寄りについては、夏季はちょっと注意が必要。
普段から走っている路線バスと、もうひとつ土日祝運行の直通バスがある。
普通の路線バスには、「富士見温泉バス停」があり、ふれあい館に直接乗り入れているが、直通バスは、4月~10月の夏期ダイヤでは、直接乗り入れていない。
直通バスの場合は「畜産試験場入り口」が一番近いバス停で、そこからは約1km、徒歩15分ほどかかるのでご注意を。

■街でひと遊び
前橋市街にも天然温泉のスパもあり、また名産の豚肉料理店も揃っているので、夜まで楽しんで最終で帰路に、と欲張るのもおすすめ。


宿泊or 立ち寄り温泉

青木旅館
大沼山荘
赤城温泉
忠治館
富士見温泉見晴らしの湯
南郷温泉しゃくなげの湯(外部サイト)
豚肉料理グルメマップ「TONTONのまちまえばし」(前橋まるごとガイド)



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