赤城山の四季

赤城山はフルーツ王国! 果物狩り&ワイナリー


2013.09.10(火)


フルーツ王国で幸せ満喫!

赤城根リンゴ日当たり抜群、標高差があって変化に富む自然に囲まれて、元気に育つ様々なフルーツたち。冬はいちご、春のさくらんぼに、夏はブルーベリー、秋にはりんごにぶどう・・・1年を通じて様々なくだもの狩りを楽しめるのが赤城山。甘い香りにつつまれて、もぎたてフルーツを召し上がれ!


秋の群馬限定!山麓の寒暖と斜面にそそぐ太陽が育てた逸品

群馬のりんご栽培の中心地、渋川の赤城町周辺や沼田市の旧白沢町・利根町に広がる林檎園では、8月下旬~11月下旬まで順次様々な品種のりんごが旬を迎える。つがるやジョナゴールド、むつ、ふじなどのおなじみの品種のほかに、「あかぎ」など群馬県で作られたおいし~い品種も、りんごの木からもぎ取った摘み立てを味わうことができる。
そんな群馬生まれの新品種の中でも注目なのが、”幻のりんご”、「ぐんま名月」だ。
ぐんま名月ぐんま名月はたっぷりの蜜に濃厚な味と高い香りが特徴の絶品りんごだが、首都圏の店頭にはまず並ぶことが無い。その理由は「黄色いりんご」だから。赤いりんごに比べて店頭で消費者の手にとられにくく、黄色いりんごは積極的には流通しない。そのうえ、その味を知る人たちが直接消費してしまうので、なかなか市場に出てこない、というわけ。
赤城山周辺のりんご園や直売所でしか手に入れることができない、知る人ぞ知る名品をぜひ一度は口にしてみるべし。
「ぐんま名月」も、「新世界」も、ゴールデンデリシャスの選抜種の「あかぎ」と、りんごの王様「ふじ」から生まれた新品種。あかぎのめしべにふじの花粉を付けたのが「ぐんま名月」で、ふじのめしべにあかぎの花粉を付けたリンゴが「新世界」だ。 沼田市の県園芸試験場が改良、長年かけて選抜した力作で、その人気とできばえのすばらしさから、近年は群馬のみならず長野などでも栽培されつつある。


赤城山麓りんご狩りカレンダー

りんご狩りカレンダー つがる 9月上旬~10月上旬 あかぎ 9月下旬~10月中旬 陽光 10月中旬~11月中旬 ぐんま名月 10月下旬~11月中旬 新世界 10月下旬~11月中旬 ふじ 11月中旬~ 

赤城山麓、りんごの名産地
■渋川市赤城町周辺
赤城山南西裾、赤城インターチェンジの北東周辺地域。群馬のりんご栽培の中心地。見渡す限りのりんご畑。
JA赤城たちばなりんご狩り案内(外部リンク)

■沼田市
赤城山北西、沼田インターチェンジ、沼田駅周辺から日本ロマンチック街道(国道120号)沿いに果樹園が連なる。群馬随一のフルーツ産地。市内各地域にりんご団地やぶどう団地がある。
沼田市白沢町振興局フルーツ狩り案内(外部リンク)※沼田から国道120号を東に。
沼田市利根町振興局りんご園案内(外部リンク)※白沢町からさらに東へ、老神温泉の近傍。


ぶどう畑の真ん中のワイナリー。お手ごろランチは大人気!

~赤城の土地と気候が作る力強いぶどうが、丁寧に醸される~

奥利根ワイナリーブティックワイナリーと呼ばれる、ぶどう畑をもったワイン醸造工場は日本ではわずかに数社のみ。「奥利根ワイナリー」もそんな少ないブティックワイナリーのひとつだ。赤城山の北麓、標高700mの緩斜面の頂に、5haの垣根仕立てのぶどう畑がひろがり、熟した房が収穫を待っている。そのぶどう畑の中心に、ワイナリーがある。小規模だからこそ作り手の個性が生きた正直なワインが、毎年作られている。
ワイナリー見学では、作り手自らのガイドに導かれ、収穫までの1年、樽熟成の1年、ボトル熟成の1年と、1本のワインが出来上がるまでの3年間を辿る貴重な体験ができる。

奥利根ワイナリー2 併設のレストランでは自慢のワインとともに供される、地元の食材を使った家庭料理が大人気。ランチは、パスタやピザ、リゾットなどにサラダとスープのセットが1,000円~でたっぷり楽しめるうれしい価格帯。街からは離れたワイナリーにもかかわらず、平日も大いににぎわっている。晴れた日には屋外バーベキューやテラスでのお食事も。
約10分のワイナリー見学は無料(要予約)。約60分の専門的なワインメーカー・ツアーは有料。

所在地:群馬県利根郡昭和村大字糸井字大日向6843
電話番号:0278-50-3070
>>奥利根ワイナリー(外部リンク)


観光農家民宿で一日農家体験。

星定さん田畑に囲まれた美しい景観の中で農業体験、夜はゆっくりと美味しい郷土料理。桐生市黒保根にある「星定観光農園民宿」は、その昔は養蚕飼育小屋だった建物を改修した農家民宿だ。実りの秋を迎え、ぶどう狩り、さつまいも掘り、乾燥芋作り、栗ひろい、蕎麦打ちなどなど、体験メニューは盛りだくさん。どんな作業をするかは、星定さんに電話で相談を。宿泊や自家挽きの蕎麦のお食事は要予約。日帰りの収穫体験も、ぶどう食べ放題、栗ひろい、サツマイモ掘りなどがある。
>>星定農園


ひと狩りいきましょう! その旅に、幸せなひとときを。

そのほか、日帰りの果物狩りができる観光農園や、朝もぎの新鮮な果実を直売する果樹園は赤城山周辺にとてもたくさんある。
それぞれを詳しく紹介すると力尽きてしまうので、その役割はぐんまアグリネット 群馬の観光情報に譲るとして、みのりの時季を見てみよう。


1月~6月 いちご 群馬の品種「弥生姫」は大粒で甘みたっぷり。
6月~7月 さくらんぼ 沼田市・昭和村・渋川市でたのしめる。実は穴場の名産地。
6月~9月 ブルーベリー 全域。はなぶさ農園は有機JASのとりくみ。
8月~10月 ぶどう フラワーパーク横に観光農園あかぎおろしオープン。
8月~10月 梨  前橋の大島梨は将軍家献上の逸品。
8月~11月 りんご 記事で紹介したほかにも各地で栽培が盛ん。
9月~11月 栗 各地。他の果樹も手がけているところも多い。
10月~11月 柿 沼田市 果樹の里フルーツランドいけだは池田地区にひろがる果樹園の総称。6月のさくらんぼ~11月の柿・リンゴまで、10種類の果樹のフルーツ狩りが楽しめる。

 狩れる時季は1年中、初夏~晩秋にかけてはよりどりみどり。赤城山に遊びにきたあなた。きっとそのルートのどこかには、果物がたわわに実ってあなたを待ちうけている。さあ、ひと狩りいきましょう!


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